「受験」の意味を考えよう!

夏休み、受験に向けてめいっぱい勉強していることと思います。

この夏にどれだけ努力を積み重ねられたかが受験の結果に直結することは間違いありません。

残りわずかの夏休み、さらなる追い込みをかけていってほしいと思います。

ただ、受験勉強をするときに忘れないでほしいことがあります。

それは、受験に合格することが最大の目的ではないということです。

おそらく多くの方は受験に合格するために勉強していることと思います。

たしかにそれは一見すると正しいことのように思えますが、

しかしそもそもどうしてその学校に合格したいのか、何のためにその学校に進学したいのかという、「本来の目的」を見失ってはいけません。

よく見受けられるのが、受験に合格はしたものの、そこで燃え尽きてしまって、いざ進学したときに全く目標も目的もないまま、ただダラダラと毎日を過ごし、なんのためにその学校に入ったのかよくわからなくなってしまうケースです。

そういう人はたいてい、また大学受験前に焦りだし、受験合格が目的の勉強を進め、それに合格すればまた安堵し目的も目標もない大学生活を過ごし、そしてまた就職試験の時に直前になって「自分がやりたいことってなんだろう」と焦りだす、というのがおちです。

そうならないために、みなさんには「受験の合格」ではなく、「その先で何をやりたいか」という目的を明確に定めてほしいと思います。

そして、「その目的のために受験の合格が必要なんだ」という受験の合格をあくまで目的地に向かう通過点としてとらえてほしいです。

ただ、そうはいっても自分の将来の目的が何なのかわからないという人も多いことと思います。

そういう人は、「自分の将来の選択肢を広げるためにレベルの高い学校に合格する」という意識を持ってください。


今の世の中では、やはり学歴が高ければ高いほど、なれる職業の選択肢が広がるということがあると思います。
さすがに専門職となるとそうはいきませんが、一般的な職種であれば学歴の高い人が就職試験で有利にはたらくようには少なからずなっているように見受けられます。

それは受験勉強で一生懸命に努力して、社会人に必要な教養をしっかりと身に着けることができている人なんだということを、高い学歴が証明するからだと考えます。

だから、まだ将来何をやりたいのか決まっていない人は、「将来の選択肢を広げるために受験に合格するんだ」という真の目的をもって受験勉強に励んでいってほしいです。



受験勉強は受験に合格することがその目的ではありません。その本来の目的を今一度明確にしておきましょう。

リトルステップ 塾担当 渡部岳(わたなべがく

投稿者プロフィール

watanabe
watanabeリトルステップ塾講師
リトルステップで学習塾を担当している渡辺です。
高畑小学校→道塚小学校→六郷中学校→東京高等学校→明治大学政治経済学部。
大学では『都市政策』専門家の市川宏雄教授のもとでゼミ活動を行い、その中で大田区長に対して「大田区の外国人観光客向け観光プラン」の政策提言を行いました。また、文学部で教職員課程の教授でもある齋藤孝教授から2年間教育方法・授業論等を学び、その教えを基に現在教育活動を行っています。
2019年3月まで学校現場でクラス担任をやっていて、現在も非常勤講師として学校現場に携わっています。
学校と塾と家庭の連携を図り、子どもたちをより良い進路へと導いていけるように最善を尽くします。よろしくお願い致します。