かわいそうな「明日の君」

 各中学校、期末テストがいよいよ間近に迫ってきて、生徒たちは一生懸命にテスト勉強に励んでいる今日この頃です。

 
期末テスト前というものは面白いもので、誰もが「勉強しなければいけない」とわかっているのにもかかわらず、なぜかそういう時に限って、スマートフォンの誘惑に負けてしまったり、ついついテレビを見すぎてしまったり、睡魔に勝てずにそのまま床についてしまったり、する必要もないのに急に部屋の片づけを始めてしまったり、してしまうものです。

そしてそういう時に、多くの人がついつい言ってしまうセリフがあります。それが、

「明日やればいいや」です。

そうやって勉強することを先送りをするとどうなるか。

結局満足に勉強ができていない状態で期末テストに向かうことになります。

「明日やればいいや」で明日やることは本当に可能なのでしょうか?

きっと難しいと思います。

「明日やろう」というのは結局、今日の自分に与えられた課題の責任を「明日の自分」に押し付ける行為に外なりません。



「明日の自分」には「明日の自分」に与えられたまた別の課題があります。
それなのに、「今日の自分」が「明日の自分」にさらなる課題を出せば、当然「明日の自分」が苦しむことになります。

そして余計に苦しくなって、「明日の自分」はさらに「あさっての自分」にたまりにたまった課題の責任を押し付けます。

そうすると、「あさっての自分」はさらに苦しむことになります。

そうして先送りを続けているうちに、すべてが面倒くさくなって、結局やるべきことをできないままにテスト当日を迎えてしまうことになるのです。

そうなってしまったらどんな結果が待っているか、想像に難しくないですよね。

そうならないためにも、

「今日できることは、絶対に今日やりましょう!!」

今日できなかったことは、きっと明日もできません。

本当に勉強して良い点数をとろうと思うのならば、

「今すぐに勉強しましょう。」

リトルステップ 塾担当 渡部岳(わたなべがく

投稿者プロフィール

watanabe
watanabeリトルステップ塾講師
リトルステップで学習塾を担当している渡辺です。
高畑小学校→道塚小学校→六郷中学校→東京高等学校→明治大学政治経済学部。
大学では『都市政策』専門家の市川宏雄教授のもとでゼミ活動を行い、その中で大田区長に対して「大田区の外国人観光客向け観光プラン」の政策提言を行いました。また、文学部で教職員課程の教授でもある齋藤孝教授から2年間教育方法・授業論等を学び、その教えを基に現在教育活動を行っています。
2019年3月まで学校現場でクラス担任をやっていて、現在も非常勤講師として学校現場に携わっています。
学校と塾と家庭の連携を図り、子どもたちをより良い進路へと導いていけるように最善を尽くします。よろしくお願い致します。