こんばんは!学習塾リトルステップの瀧田です。
皆さん、4月から教科書が変わるのは知っていますか?
今回は教科書改訂について説明いたします。
教科書改訂とは
実は普段皆さんが使っている教科書は定期的に内容が変わっています。
教科書改訂には大きく分けて2種類あります。
「大改訂」と「小改訂」というものです。
今回の教科書改訂は後者の「小改訂」です。
大改訂とは
学習指導要領が変わることに伴い、教科書の内容や目標が大きく変わること。
こちらは約10年に一度行われます。
全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省では、学校教育法等に基づき、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準を定めています。これを「学習指導要領」といいます。
「学習指導要領」では、小学校、中学校、高等学校等ごとに、それぞれの教科等の目標や大まかな教育内容を定めています。また、これとは別に、学校教育法施行規則で、例えば小・中学校の教科等の年間の標準授業時数等が定められています。 各学校では、この「学習指導要領」や年間の標準授業時数等を踏まえ、地域や学校の実態に応じて、教育課程(カリキュラム)を編成しています。
小改訂とは
学習指導要領は変わらないため、教科書で学習する内容や目標には大きな変更はない。
約4年に一度行われる。
より時代に合った方法で学習指導要領が定める目標を達成できるよう実施される。
2025年度 中学校教科書改訂のポイント
それでは今回の改訂ではどういった変化があるのか、科目ごとにも主要5教科について解説いたします。
2025年度から中学校の教科書が改訂され、学習のデジタル化や各教科の内容が大きく見直されました。以下に主なポイントをまとめます。
1. デジタル化の推進
新しい教科書には多くのQRコードが掲載され、動画や音声コンテンツに簡単にアクセスできるようになりました。これにより、生徒は授業外でも深い学習体験を得られます。
2. 各教科の主な改訂内容
- 国語:課題解決力を高めるため、「学習の手引き」や語彙力向上のための「語彙冊子」が追加。
- 社会:課題解決型学習を重視し、地域や世界の問題を考えるための写真や動画を豊富に掲載。
- 理科:実験内容の理解を深めるため、動画やアニメーションを大幅に増加。
- 数学:実生活と関連した課題を扱い、自分の考えを発表・議論する機会を重視。
- 英語:小中接続を考慮し、復習がしやすい構成に変更。SDGs関連の題材も導入。
3. 性の多様性に関する記述の増加
LGBTQなど性の多様性について、英語、地理、家庭科など複数教科で取り上げられるようになり、理解を深める機会が増えました。
以上が今回の教科書改訂のポイントです。
投稿者プロフィール

- リトルステップ塾講師
-
学習塾リトルステップの瀧田と申します。
大学時代には外国語学部にて英語の勉強をしながら
英語の教員免許取得に向けて勉強してまいりました。
六郷出身であることを活かして、地域No.1の学習塾を目指していきます。
よろしくお願いいたします。
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