塾なんかいらないと思っている塾の先生

現在リトルステップの中学部では8つの中学校から通塾してくれていて、ここのところ毎週違う学校が中間テストを迎えています。

そのため、毎週テスト対策で生徒たちは休日も返上して塾に来てたくさん勉強しているわけですが、その中で私が気付いたことを書きますと、

 

塾の勉強だけで満足してしまう子は成績が伸びづらい

 

ということです。

 

これはどの塾でもそうで、予備校でもそうで、

どれだけ勉強する環境が整っていたとしても結局は自分の力で自分のために勉強をするという気概がないと、成績はついてきません。

塾や学校の授業を受けただけで、勉強をした気になって、自分で何もしないのは、その授業がたとえどんなに素晴らしい授業であったとしても、決して成績は伸びません。

 

 

私自身、現在はリトルステップという塾で仕事をしているわけですが、もともとは塾で自分の成績を伸ばしてもらおうという姿勢には否定的で、

むしろ私は高校時代に塾にも予備校にも通わずに、学校で与えられる環境だけで、自分で考えて独学で勉強をしていました。

なぜ、私が予備校に通わなかったのかというと、誰かから「こうやりなさい」「ああやりなさい」「この課題をやりなさい」「この宿題をやってきなさい」というように指示されてやるのが嫌だったからです。

結局こうした勉強をしている限り、自分で考えて、勉強のペースを自分でコントロールをしてやることは一向にできません。

だから、私は、塾講師で働いている今も、塾で強制的に何かをやらせたり、宿題を大量に与えたりというスタンスに否定的です。

 

ただ、こうして塾で働いているからこそ、また、高校時代に予備校に通わずに自学自習をして苦戦してやってきたという経験もあるからこそ、

塾の意義というのも理解するようになってきまして、

塾というのは、勉強をしていてわからないところや苦手なところ、また、勉強のやり方やノウハウなどを先生に直接聞いて、その明確なヒントをもらったり、フォローしてもらったり、サポートをしてもらったりするためにあるものだと思っています。

 

決してそれは、やらされているからやるというものではなく、基本は自分で勉強を進めていくという能動的な勉強の中で、

どうしてもつまづいてしまうところに自分で気づいたり、また塾の先生に気づいてもらったりして、そこのところを乗り越えるヒントや答えを塾の先生に明らかにしてもらい、より効率よく成績を上げていくことに塾の本来の意義があると思っています。

 

だから、リトルステップに通う子どもたちには、自ら学び、自ら成長し、その中でどうしても助けが必要な時に先生に頼ってみる、という方法でうまく塾を利用してほしいと思っています。

 

自学・自習の精神を身につけましょう!!

 

 

リトルステップ 塾担当 渡部岳(わたなべがく)

投稿者プロフィール

watanabe
watanabeリトルステップ塾講師
リトルステップで学習塾を担当している渡辺です。
高畑小学校→道塚小学校→六郷中学校→東京高等学校→明治大学政治経済学部。
大学では『都市政策』専門家の市川宏雄教授のもとでゼミ活動を行い、その中で大田区長に対して「大田区の外国人観光客向け観光プラン」の政策提言を行いました。また、文学部で教職員課程の教授でもある齋藤孝教授から2年間教育方法・授業論等を学び、その教えを基に現在教育活動を行っています。
2019年3月まで学校現場でクラス担任をやっていて、現在も非常勤講師として学校現場に携わっています。
学校と塾と家庭の連携を図り、子どもたちをより良い進路へと導いていけるように最善を尽くします。よろしくお願い致します。