全教科80点以上を悠々と取る方法

いよいよ2学期も始まりまして、多くの中学校ではさっそく中間試験が始まっています。

夏休み明けてすぐのテストで、なかなか休みの気持ちからうまく切り替えきれない中でのテストになるので、とても調整が難しいところがあると思いますが、なんとか頑張りきって欲しいと思います!

 

さて、今回はテストで全ての科目を80点以上取るためのコツをお教えしたいと思います。

 

 

 

塾で子どもたちを見ていると、とにかくテスト前に知識を覚えることに必死です。そして、覚えたことをなんとかテスト本番を迎えるまで覚えた状態にして、テストでなんとか点数をとる、というように頑張っている子をたくさん見受けます。

その姿勢はとても大切です。

しかし、それで全教科80点以上とるのはなかなか難しいです。人間の脳が一度に詰め込められる記憶の量は、個人差はあるにせよおそらく決まっていますからね。

 

 

では、どうしたら全教科80点以上取れるのかというと、

 

 

それはテスト勉強の中で「アウトプット」を取り入れるということです。

 

 

 

テスト勉強で、ノートに書いて勉強する、教科書を読んで勉強する、ノートに書いてあることを頭に入れ込む、といった作業はインプットの作業です。

 

この段階ではまだ完全な知識としては、覚えたことが脳の中に定着していません。あくまで、なんとなくの記憶として残っている段階です。この段階の記憶はすぐに忘れて消え去ってしまいます。

そこで次の段階にいくわけです。

 

 

それが「準アウトプット」の段階です。これは、実際の問題を解いていく段階です。

問題を解いていくと、知識をどういう形で聞いてくるのか、どういう風に答えればいいのかということがわかってきて、知識がより完全なものとして定着していきます。

おそらくある程度の問題をこなしていれば、少なくとも60点は下らない点数を確実にとることができるようになるはずですし、80点や90点を取ることも可能になってきます。

 

 

 

しかし、全教科80点とるためにはもうワンランク上のアウトプットが必要になります。

 

それが、

「誰かに覚えた知識を話す・教える」という         「真のアウトプット」の段階です。

 

 

誰かにしゃべったり教えたりするためには、やはり自分が本当に理解していないとできません。

本当に理解するというのは、全ての知識に対して「なぜそうなるのか?その結果何が起こるのか?この知識を知ると何に活かされるのか?この知識の意義はなんなのか?」といった多面的な解釈や背景知識ができるということで、

それがあって初めて、相手にわかりやすく、相手を納得させる説明ができるようになります。

 

 

相手に伝えるにあたって、断片的な知識をただ羅列的に伝えても伝わりません。

なぜそうなって、どういう結果になって、それが何につながるのか、といった一貫した論理的な説明があって初めて、聞いている人は、その話を理解できるようになるのです。

そういう説明ができるようになるためには、教科書を読んだり、ノートを見たり、ただ問題を解いたりする以上の勉強が必要になります。

例えば、インターネットで調べたり、その知識に関連する本を読んだり、授業担当の先生に質問したりするなどです。

もちろん、こうしたことをすると多くの時間がかかるかもしれません。

しかし、その時間を費やしたことで、自分の理解度ははるかに高まり、間違いなくテストの点数を、楽に80点以上とることができるようになるはずです。

 

 

そこで、おすすめのテスト勉強法は、

①まずテスト2週間前までに「インプット」の勉強を完成させる。

②次に1週間前までに、問題演習をひたすらに行って「準アウトプット」を完成させる。

③そして、最後の1週間は、ひたすらいろいろな友達に教えたり、教え合ったりして、   よりテスト範囲の知識を深めていく「真のアウトプット」を行っていく、

                              という勉強スタイルです。

 

 

 

人にわかりやすく納得させるように伝えられれば、テストに出てくる問題をそう簡単に間違えなくなります。そうすれば、テスト1週間前に徹夜をして詰めこみで勉強することなく、悠々と全教科80点以上の成績を残せるようになるはずです。

 

「真のアウトプット」を意識して、みなさんもぜひテスト勉強を進めてみてください。

 

 

リトルステップ 塾担当 渡部岳(わたなべがく)

 

投稿者プロフィール

watanabe
watanabeリトルステップ塾講師
リトルステップで学習塾を担当している渡辺です。
高畑小学校→道塚小学校→六郷中学校→東京高等学校→明治大学政治経済学部。
大学では『都市政策』専門家の市川宏雄教授のもとでゼミ活動を行い、その中で大田区長に対して「大田区の外国人観光客向け観光プラン」の政策提言を行いました。また、文学部で教職員課程の教授でもある齋藤孝教授から2年間教育方法・授業論等を学び、その教えを基に現在教育活動を行っています。
2019年3月まで学校現場でクラス担任をやっていて、現在も非常勤講師として学校現場に携わっています。
学校と塾と家庭の連携を図り、子どもたちをより良い進路へと導いていけるように最善を尽くします。よろしくお願い致します。