「得難き機会はすべての動物をして、好まざることを敢えてせしむ」 夏目漱石/『吾輩は猫である』より
中学生は、今真っただ中で1学期末テストを迎えております。今回の期末テストは、例年と違って新型コロナウィルスの影響で中間テストがなく、また授業も多くの日数が割けていないなかで行われるものであるため、テスト範囲が短いことによって細かい知識が問われることになったり、また逆に短期間の授業で知識を詰め込んで授業時間のわりにテスト範囲が広いということも起こったりで、もしかしたら難しい試験になるかもしれません。
しかし、やるしかありません。結果を出すしかありません。
冒頭の言葉は、夏目漱石が書いた『吾輩は猫である』の中にある一節です。
わかりやすく言うなら「そうそうめぐってこないチャンスを前にしては、それを好んでいるかいないかに関わらず、すべての動物はそれをあえてやってしまう」といったことなのですが、この精神が大切です。
おそらく、みなさんにとってテストを受けることは決して好むことではないでしょう。しかし、これは好むか好まざるかに関わらずみなさんに与えられた課題であり、使命であり、ある意味ではチャンスなのです。
そこから逃げることもできますが、そうすると何の学びも成長もなくなってしまいます。
目の前にやってくるすべての困難というのは、実はその後に自らを成長させたり、新たな学びを得たりする「チャンス」です。しかも、そのチャンスというのは人生の中でそうそう巡ってくるものではありません。今回の期末テストも、年間でたった4回しかない、それにもかかわらず高いレベルの進学へと直結する、大きな「チャンス」なのです。
そういう意味で、私は 「得難き機会はすべての動物をして、好まざることを敢えてせしむ」 の精神をもって、みなさんに今回の期末テストにも挑んでいってほしいと思うのです。
がんばりましょう!!
リトルステップ 塾担当 渡部岳(わたなべ がく)
投稿者プロフィール
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リトルステップで学習塾を担当している渡辺です。
高畑小学校→道塚小学校→六郷中学校→東京高等学校→明治大学政治経済学部。
大学では『都市政策』専門家の市川宏雄教授のもとでゼミ活動を行い、その中で大田区長に対して「大田区の外国人観光客向け観光プラン」の政策提言を行いました。また、文学部で教職員課程の教授でもある齋藤孝教授から2年間教育方法・授業論等を学び、その教えを基に現在教育活動を行っています。
2019年3月まで学校現場でクラス担任をやっていて、現在も非常勤講師として学校現場に携わっています。
学校と塾と家庭の連携を図り、子どもたちをより良い進路へと導いていけるように最善を尽くします。よろしくお願い致します。
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