「全集中、水の呼吸…」
鬼滅の刃の主人公である竈門炭治郎は、「全集中の呼吸」という呼吸法で、呼吸を整えてから、鬼と対峙し、首を切り裂きます。
作中では、鍛錬により普通の人よりも強くなった心肺に、一度に大量の酸素を血中に取り込むことで、瞬間的に身体能力を大幅に上昇させるための呼吸法として「全集中の呼吸」が紹介されています。この呼吸ができないと鬼を倒すことができないのです。
この呼吸が身体的な疲れや精神的な疲労で乱れてくると、攻撃力が落ち、間合いも悪くなって、炭治郎はたちま絶体絶命の苦境に立たされます。
それほど炭治郎にとって「全集中の呼吸」というのは、鬼と戦うために必須の重要な能力なのです。
普通の人間である私たちが、鬼を倒すための「全集中の呼吸」を身につけることはできませんし、必要ないかもしれません。
しかし、私たちにも、勉強・部活・クラブチームでの活動・仕事などいろんな場面で自分の力を最大限に発揮しなければいけない時があります。
期末試験や入試などの大きなテストで、集中力を乱し自分の持っている能力が発揮できなかったら、どれだけ勉強をしても元も子もありません。
部活などで大きな大会の負けられない試合で、緊張とプレッシャーで押しつぶされて、自分たちの練習してきたことを発揮できなければ、それまでどれだけ練習をしてきたとしても、それを結果に結びつけることができなくなります。
そうした大事な状況で力を発揮するために大切なのが「丹田呼吸」という呼吸法なのです。
みなさんは、炭治郎が鍛錬によって「全集中の呼吸」を身につけたように、「丹田の呼吸」を身につけましょう!!
身につけ方はいたって簡単です。
①3秒間鼻から大きく息を吸って、
②2秒間その息をお腹に溜めたまま静止して、
③15秒かけてその息を口から吐きましょう。
この「三秒・二秒・十五秒」の呼吸をワンセットとして、これを1日6回繰り返して鍛錬してみましょう。時間にしてたった2分間です!
毎日2分の「丹田呼吸」の訓練をすることで、きっと君は、鬼には勝てないけど炭治郎に負けない強い呼吸を手に入れることができるはずです!!
この呼吸ができれば、いつどんな状況でもリラックスして集中力を高めて最大限のパワーを発揮することができるようになります。
自分が緊張している時、疲れている時、プレッシャーがかかっている時など、どんな状況でも使える「丹田呼吸法」をみんなで身につけていきましょう!!
参考文献『呼吸入門』(齋藤孝著/角川新書)
リトルステップ 塾担当 渡部岳(わたなべがく)
投稿者プロフィール
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リトルステップで学習塾を担当している渡辺です。
高畑小学校→道塚小学校→六郷中学校→東京高等学校→明治大学政治経済学部。
大学では『都市政策』専門家の市川宏雄教授のもとでゼミ活動を行い、その中で大田区長に対して「大田区の外国人観光客向け観光プラン」の政策提言を行いました。また、文学部で教職員課程の教授でもある齋藤孝教授から2年間教育方法・授業論等を学び、その教えを基に現在教育活動を行っています。
2019年3月まで学校現場でクラス担任をやっていて、現在も非常勤講師として学校現場に携わっています。
学校と塾と家庭の連携を図り、子どもたちをより良い進路へと導いていけるように最善を尽くします。よろしくお願い致します。
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