今が勉強の最大のチャンス!!

新型コロナウィルスの自粛期間で、生徒のみなさんには学校から自学自習をすることを求められていると思います。

そこで今回は自分で勉強するときのやり方のポイントを説明していきます。

 

①教科書を読んでみる。

まずは、一通りざっと教科書を読んでみてください。読んでいて意味がわからないとか、内容が難しくて頭に入らないとか、感じることがあるかもしれませんが、とりあえず最後まで読んでみて学ぶ内容の全体像を把握してみてください。

何事もそうですが、何かをスタートさせる時に二の足を踏んでしまうことがあるのは、先の展開が読めなくて怖いからということがあります。勉強も同じで、自分が何をどのくらいどんな目的で勉強すればよいのかという、ゴールや全体像がわかっていないと、なかなか勉強を始めようと思えないものです。

そこで、知識を覚える覚えない、わかるわからない、うんぬんよりも、まずは学ぶ内容の全体像を把握するために教科書を一通り読んでみるのです。「木を見ずまずは森を見よ」ということですね。

 

②参考書やネットで勉強する!

教科書で一通り内容を把握したら、今度は細かい知識を勉強していきます。おそらく、教科書を読んだだけではわからないところが出てくると思います。というのも教科書は、限りあるページ数の中で、すべての知識の周辺情報や因果関係を網羅しているわけではないからです。

そこで、わかりやすく教科書の内容を解説してくれている参考書や、インターネットのさまざまなサイトなどから、細かい知識を学んでいきましょう。

この「自分で参考書を買って学ぶ」「自分で調べる」という自分から知識を獲得しにいくプロセスを踏むことで、知識がただの暗記ではなく、意味のある情報として頭の中にストックされるようになります。

 

③それでもわからないことはメモしておく

自分で勉強しても、どうしても理解できないところや納得できないところがでてくるかもしれません。そうした知識はいったん自分のノートにメモをしといて、学校が再開したときに、学校や塾の先生に質問できるようにしておきましょう。

自分で勉強して、それでもどうしてもわからないところを先生に聞いて教えてもらう。

これが最も効率的で、頭の良い人の勉強法です。

学校や塾の先生を「自分が待っていれば何かを教えてくれる人」という認識ではいけません。これだと先生は、例えば100教えたいことがあっても、みんなが知らないことを順を追って説明していかなければ理解させることができなくなるため、結果的に10くらいしか教えられなかったということになってしまいます。

でもみんなが事前に自分で勉強できるところまでして、それでもわからないところを先生に聞く、というプロセスをとれば、先生は持っている知識のあらゆる限りをみんなに伝えてくれるようになります。

そのほうが普通に授業を受けるだけよりも断然深い学びができるようになることは間違いありません。

 

今は、まさに自学自習の習慣をつける最大のチャンスです。

学校が始まってから、昨年度までよりも意味のある深い学びができるように、今からしっかりと自分でできる勉強を進めていきましょう。

 

リトルステップ 塾担当 渡部岳(わたなべがく

 

 

 

投稿者プロフィール

watanabe
watanabeリトルステップ塾講師
リトルステップで学習塾を担当している渡辺です。
高畑小学校→道塚小学校→六郷中学校→東京高等学校→明治大学政治経済学部。
大学では『都市政策』専門家の市川宏雄教授のもとでゼミ活動を行い、その中で大田区長に対して「大田区の外国人観光客向け観光プラン」の政策提言を行いました。また、文学部で教職員課程の教授でもある齋藤孝教授から2年間教育方法・授業論等を学び、その教えを基に現在教育活動を行っています。
2019年3月まで学校現場でクラス担任をやっていて、現在も非常勤講師として学校現場に携わっています。
学校と塾と家庭の連携を図り、子どもたちをより良い進路へと導いていけるように最善を尽くします。よろしくお願い致します。