「俺は天下の大将軍になる男だ!」
キングダムの主人公「信」は言った。
「海賊王に俺はなる!!」
ワンピースの主人公「ルフィー」は言った。
彼ら2人に共通することは、決して自分の夢や目標を「〜になりたい」と言うのではなく「〜になる」と宣言しているところである。
彼らはどんな逆境が起ころうが決して負けることはない!どんなに傷ついてもどんなに死にそうになってもそれでも立ち上がり、目標に向かって前に進み続ける。
この強さの秘訣はこれがフィクションのアニメだからではない!
その強さは彼らの強い「言葉」に起因しているのである。
先日、私は『前祝いの法則』(ひすいこうたろう・大嶋啓介/作、「フォレスト出版」)という本を読んだ。
「前祝い」とは、何かことが起こる前に事前にその結果をお祝いしてしまおうじゃないかという儀式である。
例えば、野球の大きな大会がこれから始まるとする。目標は「優勝」だ。そうしたら優勝してからお祝いをするのではなく、大会が始まる前からあたかももう優勝したかのようにお祝いパーティーを開き、あたかも優勝したかのような発言で盛り上がり、そして大会に挑んでいくのである。
こうすると、優勝するという未来が確定的な予定として脳の中にインプットされるのである。
前祝いすることで、確定してしまった未来だから、道の途中で引いたり怖気付いたり逃げたりすることなんて絶対にできなくなる。結果、本当に夢が叶うというシステムである。
考えてみれば先に出したルフィーや信もまだ決まっていないはずの未来を「俺は〜になる」と言い切ることでそれをほぼ確定的な未来に変えてしまっている。
誰にもわからないまだ決まっていない未来を、確定的な未来に変えてしまう法則、それが「前祝い法則」である。
「俺は〇〇になる!」と言葉で宣言し、実際にそうなったときのお祝いの予行練習をして、目標にチャレンジしてみよう!!
目標達成がグッと近づいてくるはず!!
「予祝は、未来を明確にする行為です。しかも、心躍る未来を明確にします。だから、生活が変わり、行動が変わってくるのです」(『前祝いの法則』より)
リトルステップ 塾担当 渡部岳(わたなべがく)
投稿者プロフィール
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リトルステップで学習塾を担当している渡辺です。
高畑小学校→道塚小学校→六郷中学校→東京高等学校→明治大学政治経済学部。
大学では『都市政策』専門家の市川宏雄教授のもとでゼミ活動を行い、その中で大田区長に対して「大田区の外国人観光客向け観光プラン」の政策提言を行いました。また、文学部で教職員課程の教授でもある齋藤孝教授から2年間教育方法・授業論等を学び、その教えを基に現在教育活動を行っています。
2019年3月まで学校現場でクラス担任をやっていて、現在も非常勤講師として学校現場に携わっています。
学校と塾と家庭の連携を図り、子どもたちをより良い進路へと導いていけるように最善を尽くします。よろしくお願い致します。
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