「文武両道」。
一般的に、勉強もスポーツも両方とも秀でて優れているときに使う言葉ですが、
私はだれでも「文武両道」を実現することが可能だと思っています。
よく、「部活をやっているから勉強ができない」「部活で疲れているから勉強なんてやる時間がない」という言葉を耳にします。
去年まで私は高校の担任をやっていて、学校でもその言葉をよく聞きました。
でも、それをよくよく考えてみると、勉強ができないこと・やらないことを「部活をやっている」ということを盾にして言い訳に使っているだけなんじゃないの?と思ったりします。
というのも、たしかに部活をやっていれば、その分勉強に費やせる時間は減るかもしれません。
でも、勉強というのは必ずしも膨大な時間をただ闇雲に費やせば結果が出てくるという類のものではないと思うからです。
中間・期末テストや入試で結果を出すためには、いかに効率よく短時間で多くの知識を獲得できるか、そしてその知識を応用して考えられるかという能力が求められていきます。
そして、そうした短時間で効率よく物事を吸収する力、与えられた知識で状況を把握しそれを応用し発揮する力、はスポーツをやる中で身についていくものだと私は考えています。
例えばそれは、スポーツの中で与えられた練習時間の中で、試合に勝つための技術をいかに身に付けるかを考えることであったり、試合の中で自分が身に付けた能力をどう応用して勝つための戦略を立てるのかといったことを考えることで身に付きます。
他にも、スポーツをやっていて身に付けられる能力はたくさんあります。
例えば、厳しい練習や苦しい試合状況の中で、忍耐力が身に付きます。
ちょっとのスキが命取りになるスポーツの世界では、当然、集中力も身に付きます。
日々のハードなトレーニングで体力やメンタルの強さが身に付きます。
これらの能力はすべて、テスト前勉強や受験勉強を乗り越えるうえでとても大切で必要不可欠な要素であります。
なおかつ、おそらくスポーツをやらずしてこれらの能力を身に付けることはかなり大変なことなのではないかなと私は思います。
だから、私はむしろ「部活やスポーツをやっているからこそ、勉強ができるのではないか」と思うわけです。
私が伝えたいことはこれです。
部活をやっているから勉強ができないという言い訳はカッコ悪い。
これからは、「部活をやっているから勉強ができるんだぜ」と胸を張って言えるみなさんであってほしいと思います。
今日から、みなさんも「文武両道宣言」をしてみましょう!!
リトルステップ 塾担当 渡部岳(わたなべがく)
投稿者プロフィール
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リトルステップで学習塾を担当している渡辺です。
高畑小学校→道塚小学校→六郷中学校→東京高等学校→明治大学政治経済学部。
大学では『都市政策』専門家の市川宏雄教授のもとでゼミ活動を行い、その中で大田区長に対して「大田区の外国人観光客向け観光プラン」の政策提言を行いました。また、文学部で教職員課程の教授でもある齋藤孝教授から2年間教育方法・授業論等を学び、その教えを基に現在教育活動を行っています。
2019年3月まで学校現場でクラス担任をやっていて、現在も非常勤講師として学校現場に携わっています。
学校と塾と家庭の連携を図り、子どもたちをより良い進路へと導いていけるように最善を尽くします。よろしくお願い致します。
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