睡眠の質をあげよう!!

 中学生の皆さん、期末試験お疲れさまでした。期末試験でなんとか良い点数を取ろうと思って、寝る間も惜しんでたくさん勉強した人も多いことと思います。リトルの生徒の中にも目の下にクマを浮かべている子も多かったですからね。

でも、実は 「寝ること」が、テストで良い点数を取るために最も重要なことであったりします。

 

人間は人生の3分の1の時間を「睡眠」に使っているといわれるぐらい、「睡眠」はとっても重要なライフワークです。もしも人間が適度な「睡眠」をとらなかったら、身体の疲れも取れず、頭の中も整理されず、どんどんどんどんパフォーマンスが低下していきます。

また、「睡眠」をとれたとしても、それが「適切な睡眠」でなければ、かえって身体が疲れて、寝ても寝ても疲れがとれないというそんな状態になります。

では、「適切な睡眠」とはいったいどんな「睡眠」なのでしょうか?

一般的には、6時間の睡眠を確実に確保することが大切だといわれています。だから、普段はゲームやスマートフォンなどでだらだらと夜中の時間を過ごすことなく、確実に6時間の「睡眠」を確保したほうがよいです。

でも、テスト前となると、自分の将来もかかった大事な時期ですし、その「6時間」さえも惜しくなるわけですよね。
できれば短い睡眠時間でも、次の日にベストのパフォーマンスを発揮できるような「睡眠」をとりたいと思うわけです。

そこで、「6時間の睡眠」をとれなくても、6時間寝たときと同等の身体や精神の状態で次の日を迎える方法があります。

それが「睡眠の質」をあげること
です。

「睡眠の質」をあげるために、まず大切なことは「睡眠をコントロールする」ということです。

人間の睡眠には「ノンレム睡眠」「レム睡眠」があります。

「ノンレム睡眠」とは、脳も体も休んでいて、深-く眠っている状態で、ちょっとやそっとのことがあっても、なかなか目覚めません。

一方「レム睡眠」とは、脳は起きてるけど体は休んでいるという状態の浅い眠りのことで、目覚める時は「レム睡眠」の状態から目覚めるのが自然で良いといわれています。

この「ノンレム睡眠」「レム睡眠」が交互に出現し、眠ってから起きるまでの間、ずっと「ノンレム睡眠」→「レム睡眠」の周期を繰り返していくのです。

そして、眠り始めてから最初に訪れる「ノンレム睡眠」をコントロールできると、どんな睡眠でも「快適な睡眠」がとれるといわれているのです。

どういうことかと申しますと、眠り始めてすぐに人間は「ノンレム睡眠」という深い眠りの状態に入るそうです。
そしてその「ノンレム睡眠」の状態は約90分間ずっと継続して続き、その後「レム睡眠」の状態に移行します。
それから「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」が交互に繰り返されていくわけですが、

最も長く深い眠りに入れるのが、最初の90分間の「ノンレム睡眠」であるということなのです。

そして、この最初の「ノンレム睡眠」で90分間深く心地よく眠れた人は、次の日を快適に迎えるとができるそうなのです。

すなわち、「最初の90分の眠りを制す者が、次の日のベストパフォーマンスを制す」というわけです。

だから、大切なことは最初の90分間をいかに深い眠りにしていけるかを考えることです。

寝る前に何をしたら自分が深い眠りに入ることができるのかを探ってみてください。

私の場合は、寝る1時間前ぐらいにお風呂に入って、読書をして、その日一日を振り返って整理して、リラックスできるような音楽を聞いて床に入ると気持ちよく寝付くことができます。

このように、自分なりに寝る前にどんな習慣を行えば、最初の90分を深く眠ることができるのかを、試行錯誤しながら、いつどんな状況でも、快適で良い眠りができるように、日ごろからいろいろと試してみてはいかがでしょうか。

「人生3分の1の睡眠が、残りの3分の2の人生を変えます」

忙しい毎日だからこそ、「睡眠」を大切にしてください。

リトルステップ塾担当 渡部岳(わたなべがく

参考文献:『スタンフォード式 最高の睡眠』(西野精治/サンマーク出版)

投稿者プロフィール

watanabe
watanabeリトルステップ塾講師
リトルステップで学習塾を担当している渡辺です。
高畑小学校→道塚小学校→六郷中学校→東京高等学校→明治大学政治経済学部。
大学では『都市政策』専門家の市川宏雄教授のもとでゼミ活動を行い、その中で大田区長に対して「大田区の外国人観光客向け観光プラン」の政策提言を行いました。また、文学部で教職員課程の教授でもある齋藤孝教授から2年間教育方法・授業論等を学び、その教えを基に現在教育活動を行っています。
2019年3月まで学校現場でクラス担任をやっていて、現在も非常勤講師として学校現場に携わっています。
学校と塾と家庭の連携を図り、子どもたちをより良い進路へと導いていけるように最善を尽くします。よろしくお願い致します。