『イチローの流儀』(新潮文庫/小西慶三 著)
「努力の天才」といえば、私が真っ先に思い浮かぶ人物はイチロー選手です。
2019年3月21日、イチロー選手の引退が決まった試合に、私は東京ドームで最後のイチロー選手のプレーを観ました。
イチロー選手が打席に立った時のそのオーラ、チームの中でのイチロー選手の存在感、スタンド中がイチロー選手の一挙手一投足に釘付けになっている雰囲気、
そのすべてが私の心の中や脳裏に強く焼き付けられました。
改めてイチロー選手の偉大さを実感する、貴重な一試合でした。
イチロー選手が小学校時代の卒業文集で書いていた作文の内容は「一流のプロ野球選手になること」でした。
少年時代のイチロー選手はその目標をかなえるために、365日中360日はずっとバットを振り続け、努力を積み重ねてきたそうです。
プロ野球選手になってからも、毎日欠かすことなく努力を積み重ねていきました。
メジャーリーガーとなって、正真正銘の一流プレイヤーになってからも、毎日人一倍の努力を積み重ねてきました。
イチロー選手はメジャーで結果を残しているのにも関わらず、毎年毎年打撃フォームの見直しをして、常に変化を求めていたそうです。
その努力の結果の先にあるのが、一流プロ野球選手「イチロー」なのです。
イチロー選手はずっと「孤独」と戦っていたそうです。
努力をして結果を残せば残すだけ、周りからの期待感は高まる。その分、プレッシャーや重圧を受けることになる。
それをはねのけるためにまた努力をし、結果を出せば、さらにプレッシャーがかかってますますそこから逃げることはできなくなる。
そして、その苦しみを誰も理解してはくれない。。
努力の天才だからこそ、同時に「孤独」とも戦わなければならなかったのですね。
でも、イチロー選手は次のように言います。
『期待するだけ期待してほしい。注目されることを苦しいなんて思わない。だって、注目されないと選手として終わってしまう。プレッシャーを取り除く方法?簡単です。ヒットを打たなきゃいいんですよ』
「努力」をすることの覚悟がうかがえるような発言です。
「努力」をしなければ、人間は成長することができません。その「努力」を最大限におこなって結果を残した人物こそが「イチロー」選手です。
「努力の天才」・イチロー選手の考え方を学ぶことで、「一流の努力」を子どもたちにも身に付けてほしいと思っています。
『イチローの流儀』(新潮文庫/小西慶三 著)
ぜひ、読んでみてください。
リトルステップ 塾担当 渡部岳(わたなべがく)
投稿者プロフィール
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リトルステップで学習塾を担当している渡辺です。
高畑小学校→道塚小学校→六郷中学校→東京高等学校→明治大学政治経済学部。
大学では『都市政策』専門家の市川宏雄教授のもとでゼミ活動を行い、その中で大田区長に対して「大田区の外国人観光客向け観光プラン」の政策提言を行いました。また、文学部で教職員課程の教授でもある齋藤孝教授から2年間教育方法・授業論等を学び、その教えを基に現在教育活動を行っています。
2019年3月まで学校現場でクラス担任をやっていて、現在も非常勤講師として学校現場に携わっています。
学校と塾と家庭の連携を図り、子どもたちをより良い進路へと導いていけるように最善を尽くします。よろしくお願い致します。
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