『Jimmy』(文春文庫/明石家さんま 原作)
昨日私は東京で開催されていた吉本新喜劇の舞台を観に行ってきました。出演者は、ジミー大西さん・間寛平さん・石田靖さんなど豪華なメンバーが出演しており、始終お腹を抱えて笑いっぱなしでした。中でもジミー大西さんの、次に何が起こるのか、何をしゃべるのか全く読めない個性的な演技は圧巻でした。
ジミーさんは子どものころから壮絶な人生を送っていたそうです。人としゃべることが苦手でそのことを周りからバカにされたり、勉強もできなくて成績が悪かったり、周囲から酷いいじめにあったり、高校で野球部に入部するも監督から出るサインを覚えられずに野球部をクビになったり、頭が悪くて就職もできなかったり、吉本に入っても舞台でやらかしてクビになりかけたり…
とにかく何をやってもダメで、周りからも呆れられ、見捨てられるほどであったそうです。
そんな中で、決して彼を見捨てることなく、彼の才能を見出し、ジミーさんを世の中の人気者へと変えていった人物がいました。
その人物こそ「明石家さんま」さんです。
さんまさんはある時、ジミーさんが舞台で大きな失敗をして、「自分は何をやってもダメで、アホで、しょうもない奴なんだ」と嘆いていた時に、こんな言葉をかけました。
『最高やな、お前!めっちゃ笑えんで!…笑えんことなんてな、この世にいくらでもあんねん!けどな、それを全部おもろいってなって笑ったら、笑ったもんの勝ちになるんや!そういう風にできてんねん』
この言葉を聞いて、ジミーさんは自分の過去の人生も今の人生もすべて笑って肯定できるようになって、いろいろなことに挑戦する勇気が備わっていきました。
その後、ジミーさんはお笑いの世界でも、絵画の世界でも、才能が開花され、世の人気を博していきました。
ジミーさんとさんまさんの二人の子弟関係をモデルにして書かれた小説が『Jimmy』です。
ジミー大西さんと明石家さんまさんの二人の関係に笑いあり、涙ありの感動作品です。Netflixでドラマ配信もされていますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。
リトルステップ 塾担当 渡部岳(わたなべがく)
投稿者プロフィール
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リトルステップで学習塾を担当している渡辺です。
高畑小学校→道塚小学校→六郷中学校→東京高等学校→明治大学政治経済学部。
大学では『都市政策』専門家の市川宏雄教授のもとでゼミ活動を行い、その中で大田区長に対して「大田区の外国人観光客向け観光プラン」の政策提言を行いました。また、文学部で教職員課程の教授でもある齋藤孝教授から2年間教育方法・授業論等を学び、その教えを基に現在教育活動を行っています。
2019年3月まで学校現場でクラス担任をやっていて、現在も非常勤講師として学校現場に携わっています。
学校と塾と家庭の連携を図り、子どもたちをより良い進路へと導いていけるように最善を尽くします。よろしくお願い致します。
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